Knotting Nagoya 2024
結び目の数理セミナー Knotting Nagoya 会合案内
- 2024年9月会合
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日時:9月28日(土)13時30分 ~
場所 : 愛知教育大学 教育未来館3階307(講義室3C)
448-0001 愛知県刈谷市井ケ谷町広沢1
講演者:福田瑞季(東北大学 MathAM-OIL)
タイトル:Branched twist spin の knot group とその中心について
アブストラクト:
2次元結び目とは4次元球面の中に滑らかに埋め込まれた2次元球面のことである.非自明な2次元結び目の具体的な構成は1926年のArtinによるスパン結び目が最初で,この結び目は1次元結び目と4次元球面のcircle actionを用いて定義され,特にcircle actionでinvariantな2次元球面である.より一般に,4次元球面上のcircle actionでinvariantな2次元球面をbranched twist spinといい,branched twist spinはスパン結び目を除いて全てfiberedであることがPaoによって知られている.本講演では,MontgomeryとYang, Fintushel, Paoの4次元球面上のcircle actionの分類について説明しbranched twist spinの定義をした後,その補空間の基本群について,郡の中心に焦点を当て,得られた結果を紹介する.本研究は石川昌治氏との共同研究である.
講演者:石川昌治(慶應義塾大学)
タイトル:Orbifold group による branched twist spin の区別
アブストラクト:
前半で紹介した主結果の証明の概略について紹介する.証明では,3次元球面内の結び目Kから得られる(m,n)-branched twist spinに対して,3次元球面内の結び目Kにorder mの特異集合をもつ軌道体を考え,その基本群(orbifold group)に着目する.Orbifold groupの中心が自明なとき,それはbranched twist spinの不変量となり,証明すべき問題は「Orbifold groupが3次元球面内の結び目を決定するか」という問題に置き換わる.結び目に条件を付けた上で,Mostow rigidityや竹内氏の結果を用いて議論を進める.また,branched twist spinのファイバーは結び目Kの3次元球面に沿ったm重分岐被覆空間から開球体を除いたものと同相であるため,m重分岐被覆空間の基本群もbranched twist spinの不変量となる.これらの道具を組み合わせて主定理の証明を与える.本研究は福田瑞季氏との共同研究である.
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過去の会合の記録
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Knotting Nagoyaに関するお問い合わせは、平澤美可三
hirasawa.mikami アット nitech.ac.jp
までお願いします.
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